木の世界

  おわん.jpg 森の窓がメインに使う能登ヒバは古くから輪島塗のおわんの木地として使われてきました。

 最近は木製サッシと同じように集成材を使用するようになってきているそうです。 

金津小学校.JPG

 この建物は安藤忠雄氏にしてはめずらしく北欧風?の感じがするのは私だけだろうか、

実は、この建物、森の窓工場から車で20分ほどのところにあり、しょっちゅうおめにかかっ

ているのです、が、最近少し気がかりなことがあってブログにとりあげました。

 それは外部に使ってある木部材の塗装メンテです。

新築から10年近く、殆ど塗装メンテがされていない様子です。カーテンウオール部分は

金属フレームですがさらにその外側のハの字型のステーは集成材で殆ど塗料がはがれ

た状態です。この建物は町立小学校の体育館として建てられ当時は多くの見学者がお

とづれました。木部のメンテだけは予算をつけてなんとかしたいものです。

クルミと私.jpg今から35年ほど前、かなり名のある雑誌のグラビアに

クルミの木の大板のそばに立つ初老の男性の姿、

ページのタイトルは「木の世界」「木のこころ」そして「

私は木からはじめる」、たしかそのようなものでした。

その男性こそが木工界では知る人ぞ知るジョージ中島

氏でした。ページは4~5ページにも及び氏の作品や

工房での制作の様子、などの写真、氏の生い立ちや

遍歴、思想に至るまですべてが私にとって新鮮で強烈

なものでした。

 私の"木工"人生はこの日から始まり新しい自分の生

き方が始まった、と言っても過言ではありません。

 私のそばのクルミは日本産のマクルミ(鬼クルミとも

いう)でアメリカのウオルナットとよりは色合いがかなり

淡い感じです。

 3年ほど前に長野県でみつけた木ですが大板が3枚

取れてそのうち1枚は事務所のテーブルに使っていま

す。日本のクルミも大変高級感のある木で昔は鉄砲

の銃床に使われていました。それほど耐久性のある

木では無いので純木タイプには向きませんが外部に

アルミ材を付けた複合タイプにすれば高級感のある窓が出来るとおもいます。「木は使われる時をまっている。」いくつもの

名言を残しながら彼の地アメリカで、生涯家具つくりを続けたジョージ中島氏、その心を受け継ぐものは多い。

断熱気密性能が高い国産の木製サッシ製造メーカー
森の窓
森の窓株式会社

〒929-1403 石川県羽咋郡宝達志水町所司原栗小羽南平1
代表取締役 山本 忠嗣

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