私に、この木製サッシの金具メーカーを紹介してくれたのは、1990年代、シュレーゲルという会社に勤めていて、換気扇や、気密材の輸入販売をしておられた吉村という方でした。かれはこの金具メーカーのものも輸入販売していたのですが正直、使い方が難しく導入に躊躇していたのですが、1995年頃のあるとき「スピルカから技術講習会を開くから来ないか、と誘われているんだけど代わりにどう?」、と、すすめられたのがきっかけでノルウェー行きがきまったのでした。
フィンランド以外の三か国は、蝶番吊りの外開きが一般的ですが、実はこの金具メーカーの回転金具を使った窓を専門につくる木製サッシの工場がノルウェー国内に13社もあり、共存共栄を図りながら強い結束力ももっているのです。
この金具使って作る窓は、H-ウインドウと呼ばれ、日本にもかなり輸入されていて、某大手住宅メーカーの窓はすべてこのの窓が標準装備になっつています。