木製サッシをいれるとメンテナンスが必要です。
こんな風に書くと、「どんな風なメンテが必要なのですか?」という質問が返ってきそうです.実際、メンテなど必要なんですか、というお客さんもおられることは事実です。住宅部材すべてに言えることだと思いますが、サイクルの差はあっても殆んどメンテナンスが必要です。木製サッシの場合はサイクルが意外と短く、こまめに観察して早めの対応をお勧めします。
とりあえず、施工後一年目に外部の目視点検と開閉操作点検が必要です。直射日光のあたる時間多いところや、雨風にさらされやすいところは特に入念に点検します。
最も注意の必要なのは塗装の状態です。条件の厳し所は一年で塗装面に小さなクラックが入ることがあります。写真は施工後10年経たお客さんからの塗装依頼でした。このお施主さんはご主人が二年?三年に一度簡単な塗装をされていたそうで状態はなかなか良かったのですが、普段見れないところ,塗れないところをメンテしてほしいということでした。こんなときは障子をはずし、気密材の点検や可動部分への注油などもすることにしています。