この写真は、ドイツの古い住宅保存を目玉にした観光地、ゴスラーという街のものです。およそ二百年ほど前の住宅ですが現在も人が住んでいて普通の市民生活が営まれています。
ドイツではこのように窓の外を飾ることは珍しくありません。むしろ飾ってない方が不自然という感じです。花飾りだけではなく窓そのものも注意してみると、結構気を使ったデザインになっています。
実際の窓はうち開きで、外側に観音開きの外窓が付いています。断熱をも考えたいわゆる二重まどですが、この外窓は最近ではガラリ戸や板戸としてもよく使われています。外窓のコーナーに取り付けられたL型の金具はクラッシックなデザインのまま現在でもいくつかのメーカーによって、製造、販売されています。