仕事で何度か外国を訪れるうちに、国に対する感情が変化してくることがある。今、私が最も行きたい国はノルウェーだ、はじめてこの国を訪れたのはデンマークの北端からのフェリー利用だった。もう17,8年も前になるだろうか?。そのころはそれほどこの国に関心があったわけではなかった。
2度目は翌年、ヘルシンキからの空路で、当時のノルウェーの玄関口はオスロから少し南西に行ったところにあったフーネブーという空港だったと記憶している。その後何年かして現在のガーダモンに変わったのだが、私は、全く偶然にもオスロ(フーネブー)?ヘルシンキ間の最終フライトに出くわしたのである。
その日、フーネブー空港のロビーにはフィンエアーの機上スタッフ達で構成する10人程のバンド演奏があり最後の曲が終わった後は花束の贈呈だった。
すこしセンチメンタルな気持ちになったことをおぼえている。
そして、新しくできたのがオスロ・ガーダモンだ。30メートル以上もあるアーチ型の集成材をふんだんに使った建物は実にみごとだ。この国の集成材製造技術はもはや世界一と言っても良い。
ガーダモン空港はフーネブーと違ってオスロに対して反対方向にある。つまり北極圏に向かって細長く伸びたノルウェーにとっては国の中心に近いところに玄関口ができたことになる。