2014年05月7日

木製サッシの原点、高耐久の木材は?

木製サッシの原点.jpg

私(森の窓)が木製サッシ造り始めたのが今から27年前、最初に制作した窓はドイツのドレー、キップでした。木材は米材のピーラーでした。この頃は木の耐久性はあまりきにかけていませんでしたが、木製サッシの制作で材種を何にするかは大変重要なことでその後のメンテナンスに大きな影響をあたえます。まさにサッシ造りの原点です。そして現在、森の窓が主材として使用しているのがこの地方で産出される能登ヒバという木です。もともとの原産は津軽地方に生育する天然の青森ヒバで、北前船で能登地方に持ち込んだという説と藤原氏の末裔が持ってきたという二つの説が定説になっていますが現存するもっとも古い木は樹齢700年と言われ、その胸高直径は一メートルを軽く超えています。能登地方では昔からヒバの良材は建具に、小中径木材は水に強いという特徴をいかして土台や外壁材に使われてきました。この道に携わって四半世紀を超えた今、まさに原点にたちかえった気持ちで新たなスタートを切っています。

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