ブナ科のドングリ類の中でも国産のミズナラは日本の広葉樹のなかでも重厚で耐久性も高く、高級家具材や、フローリング材としても有名ですが、実は、高級ウイスキーの樽材として使われているのです。
栗も、楢も、大変性質の似通った木で特に栗材は湿気にたいしては日本の広葉樹のなかでもトップクラスの耐久度を持っています。
ただ、蓄積量の多い木では無いので、これまで楢材ほどには利用されてはきませんでした。また、針葉樹よりは一般的に扱いが難しいということも利用の拡大を妨げている一因かと思います。
2011年9月12日、四立方ほどの箱挽きした栗材を桟積み開始しました。今時分は気候がいいので、この状態で一か月ほど天乾して、そのあとマキストーブの乾燥室でさらに3週間ほど放置し、1週間ていど養生した後にプレーナーがけをし集成材を作ります。
栗材は、実は昔から和室のふすま戸の材として良く使用されていて、室内建具材としては十分実績のある木なのです。
森の窓のブログではこの栗材で造るドレー、キップ窓の制作工程をお伝えしていく予定です。