木製サッシ・木の脇役

| コメント(0) | トラックバック(0)

木製サッシの主役はもちろん木ですが、ドアの下枠や引戸の下枠には耐候性に加えて耐摩耗性も要求される実際

ヨーロッパから輸入されているテラスドアなどの下枠にはたいていイロコという木が使われています。(左下写真)

イロコはアフリカ材でチークの代用品として船やボートの建造や公園のベンチなどに使用され値段も比較的安いとされて

きましたがここ数年で倍近くに上昇し入手が困難になってきています。コートジュボアールやスーダン,モザンビークなど

から丸太で輸入されることが多く大径木になるこの木は直径が一メートルを超えることも珍しくなく、当社でも2年ほど

前に購入したイロコは直径110cm長さが8mの大木でした。丸太価格が100万円を軽く超え製材には超大型製材機

を使って丸1日もかかりました。

 下枠にしか使わない木なのでまだ2年くらいは在庫の確保はだいじょうぶですがこんな昨今の木材状況を考えると

国産材への転換も考えていかなければいけない時期に来ているとおもいます。

 中央が栗、右端が楢材で下枠としての性質は十分備えていると思います。

 

サッシの脇役.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://morimado.com/blog/mt-tb.cgi/7

コメントする

断熱気密性能が高い国産の木製サッシ製造メーカー
森の窓
森の窓株式会社

〒929-1403 石川県羽咋郡宝達志水町所司原栗小羽南平1
代表取締役 山本 忠嗣

このブログ記事について

このページは、森の窓が2011年8月28日 10:13に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「木製サッシ材の木取り」です。

次のブログ記事は「木の世界.木製窓に使われる木.その可能性。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ