北欧窓
北欧からの輸入木製窓の木材の使い方に少し気になるところがあって書いてみました、これはスェーデンからの輸入品で、無塗装品を外側から撮ったたものですがサッシのたてがまちに板目材を使用してあります。
国産メーカーではまずこんな木の使い方はしません。たぶんこってりとした塗装を前提としているからかもしれません。もうひとつには木材種です。北欧の木製窓の材料は100%欧州赤松材で、防虫加工はしてあるとはいえその効果の持続については5年から7年といった意見もあります。
北欧からの輸入窓については住宅設計の段階から庇を十分取り、数年サイクルでの塗装メンテナンスが欠かせません。欧州赤松はそれほど耐光性の強い材ではないのです。
これはたしかオスロのシーフードレストラン、 

個人的な考えを言うと、こういう窓が北欧窓の原型ではないか思う
シングル硝子を使った外窓の内側に10センチほどの空間があり。
さらに内開きの窓がついている。現在のようにペア硝子のない時代はこうでもしなければ北欧の厳しい寒さはしのげなかったのだろう。
無目の入った段窓で、上下の独立した窓は左右それぞれが2個ずつの平蝶番で吊られている、真ん中にはフランス落しが付いていて観音開きになる。
この頃の窓には気密材はほとんど使われていない、が,気密性は意外と良さそうである。この窓は中に入ってみることができたので色々観察できたが外から眺めながらの街歩きは実に楽しい、ちなみに、このレストランのシーフードとワインはたいへんうまかった。
シングル硝子を使った外窓の内側に10センチほどの空間があり。
さらに内開きの窓がついている。現在のようにペア硝子のない時代はこうでもしなければ北欧の厳しい寒さはしのげなかったのだろう。
無目の入った段窓で、上下の独立した窓は左右それぞれが2個ずつの平蝶番で吊られている、真ん中にはフランス落しが付いていて観音開きになる。
この頃の窓には気密材はほとんど使われていない、が,気密性は意外と良さそうである。この窓は中に入ってみることができたので色々観察できたが外から眺めながらの街歩きは実に楽しい、ちなみに、このレストランのシーフードとワインはたいへんうまかった。

これは複合タイプの北欧窓です。こんなにシンプルな金具でサッシ全体が枠の外で、ほぼ180度回転します。
この金具の原型は現在でもメーカーの主役商品ですが、すこし改良が加えられてあります。それはどちらかというと窓メーカーにとっての加工工程上の改良ですが、それにしてもこの金具のユニークさは特筆ものです。
北欧の金具メーカーへの訪問。
1987年の秋、外開き窓の開発のため、デンマークへ行くことにしました。なぜデンマークなのかと言いますと、当時日本に輸入されていたヨーロッパからの窓の最もポピユラーなのがデンマーク製だったからです。
デンマーク日本大使館の商務部へ問い合わせ、窓金具メーカーのリストを手に入れ、そのうちの二社にカタログ請求をしての訪問でした。
この金具の原型は現在でもメーカーの主役商品ですが、すこし改良が加えられてあります。それはどちらかというと窓メーカーにとっての加工工程上の改良ですが、それにしてもこの金具のユニークさは特筆ものです。
北欧の金具メーカーへの訪問。
1987年の秋、外開き窓の開発のため、デンマークへ行くことにしました。なぜデンマークなのかと言いますと、当時日本に輸入されていたヨーロッパからの窓の最もポピユラーなのがデンマーク製だったからです。
デンマーク日本大使館の商務部へ問い合わせ、窓金具メーカーのリストを手に入れ、そのうちの二社にカタログ請求をしての訪問でした。
続きを読む: 北欧窓の最新型をいち早く製造することにしました。