世界の木製窓
2005、6年頃から中国製の木製サッシを販売する業者が現れ相当数が販売されたが最近はあまり活発ではないようだ。
今年のドイツでの窓見本市には窓部品の会社がかなりの数出品されていた。
たまたま訪中する機会があって数カ所のサッシ工場を見学する機会を得た。
二つの工場とも制作しているのは全てドイツのドレー、キップで機械もドイツの最新鋭機を設備していた、しかし、それは木材の加工工程のみでそれ以降の工程はほとんど人海戦術で、しかも作業員の大半が中年の女性だっつた。
中国の近代の木製の窓はほとんどが木でつくられていて、上海や天津の古い建物、特に、イギリス人の住まいは同時期の日本の建物よりセンスの良いものだ。そこには格子の入った洒落た外開き窓があっつたり、引き戸が使われていたりで、かなりの窓文化の発展が見られる、、、、が現在は木製窓に関してはドイツ窓一辺倒、もう少し様子をみないとその流れがわからない。

2年に一度開催される、世界で最も著名な国際窓見本市がドイツのニュルンベルグで来年の3月21日から4日間開かれます。ここ数回は変わり映えしなくなったという声も聞かれますが、木製サッシメーカーの人間としてはこれを外すわけにはいかない、というのが私の個人的な意見です。確かに最近のテーマは一本調子で変化に乏しいのも事実ですが、一度行かないと四年間情報の空白期間ができるのです。これは、私にとって大変怖いことで情報発信力の低下?にもつながるのです。ま'ちょっとおおげさにかきましたがドイツに行くためにはそのくらいの理由も必要なのです。
さて、ドイツへの行き方ですが、一般的には成田または関空からルフトハンザでフランクフルトへ直行というコースですが、12時間半という長いフライトに耐えられなくなって最近はすべてフィンエアーで、ヘルシンキ経由という方法をとっています。さらに、ヘルシンキでは当日一泊することにしています。
未だ、三か月も先のことと思うかもしれませんが大きな見本市の関係都市への乗り入れはホテル予約を含めて早め手当てが必要なのです。

これはすべてヨーロッパからの輸入品です。ヨーロッパの窓金具の大きな特徴は国やメーカーが違っても共通部分が多いことにあります。
ハンドルは特にそうです。したがって、たとえば一つの部屋に違ったタイプの窓をつけた時にもほとんどの場合同じ色やデザインに統一することが可能です。たしかに、国によるデザインの差はあるのですがひとつのハンドルメーカーをたとえにとると、南のイタリアから北のノルウェーまで販売網を持ち、違ったデザインのハンドルを作っているのです。
いろいろ選択しがあるといっても、例えば、ドイツの内開き窓のハンドルを、デザインを北欧風にしても、同じ内開きタイプのフィンランド窓には合わないのです。(写真の右上かどの金色のハンドルはフィンランド窓用、中央のシャンペンカラーのものはドイツ窓用です。)
もっとも、ヨーロッパの一般住宅で幾種類もの窓を合わせて使うことはあまりないようですが、日本では結構あります。窓の持つ機能を考えるとそれもあるのかなとおもいますが、、、、、、、